俺の姫は幼なじみ【完】
●日向side
千幸が入院して、もう2ヶ月。
あっという間にクリスマス当日を迎えた。
今日は俺は午前中、部活がある。
千幸と1日一緒にいたかったのに…。
「はぁ―…」
「日向、ため息つきすぎ」
ふっと笑った凌をストレッチしながら軽くにらんだ。
「ごめん、ごめん
千幸ちゃんといれなくて残念だったな」
「うん…」
俺はまたため息をついた。
凌はそんな俺を横目にジョギングをはじめた。
「日向、行くぞっ」
「…おう」
俺は凌の後を追った。