俺の姫は幼なじみ【完】

●千幸side




日向が顔をだした。



「何?」



「…これ、お裾分け」



すっとクッキーをさしだす。



「サンキュ…」



日向はクッキーをちらっとみるとお礼を言った。



「うん…」











窓…閉めたくないよ…











…日向……











ぎゅっと目をつぶって
窓を閉めようとした時、
がしっと私の家の窓を
日向がつかんだ。











…――っえ…













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