俺の姫は幼なじみ【完】
…─ドキッ!
「ひ…っ日向…」
驚きと嬉しさで声が裏返ってしまった。
「ど─した?大丈夫か?」
日向が心配そうに私を見た。
「えっ…だ…大丈夫!」
私が笑顔を見せると、日向は「そっか」と優しい顔で笑った。
…─キュン…ッ
ヤバい…
日向の声で
日向の笑顔で
心の奥がきゅ─っと甘く締め付けられる。
「千幸…?」
あ…れ……?
視界がゆがんでく。
大好きな日向にやっと会えたのに…
どうしたんだろ…、