俺の姫は幼なじみ【完】
―――…
学校につき、教室に入った。
「おはよ、日向」
「…はよ」
素っ気なく凌にあいさつを返すと、凌がニヤリと笑った。
「なんだよ…っ」
「日向、千幸ちゃんは?」
…ぎくっ!!
「…風邪だよ…風邪っ」
「ふーん、」
じっと俺を見る凌。
「…なんだよ…凌っ」
「寂しいって顔してるね、日向」
「…は…っ!?//」
「わかりやすいな、日向は」
ケラケラと笑う凌。
「千幸ちゃんとなんかあったんだ〜♪」
「ねぇし!!//」
「顔、真っ赤だと説得力に欠ける」
……くそ〜〜っ//
凌にはなんでもお見通しか…(泣)
わかりやすい自分が恥ずかしくなり、また机に顔をふせた。