俺の姫は幼なじみ【完】



唇が離れた。




「日向…っ//」



「…俺は…この前のキスから…千幸を幼なじみだって思いこむことをやめた」




「えっ//」




「千幸が…山下と付き合ってるなら諦める」




「……」




「けど…、もう俺は千幸を幼なじみだって思うことはできない」




「…っ//」




いつの間にか…
千幸の目からは涙が
溢れていた。












「ずっと…大好きだった

幼い頃から、俺の中の女は…
俺の中の姫は…

千幸…だけだ」












ハニカミながら日向は言った。











これは…夢…?











< 54 / 327 >

この作品をシェア

pagetop