俺の姫は幼なじみ【完】
●千幸side
「日向、早く―」
準備万端の私。
そこに日向が部室から出てきた。
「わりぃ…
じゃ、よろしく」
日向はそぅ言うと走り出した。
風のよぅに走る日向。
幼い頃からずっと走っている日向を見てきた。
最初、日向の近くにいたくて、私も走ろうとした。
けど、心臓が弱くてすぐにばてる。
そんな時、マネージャー募集のポスターを見て、すぐに陸上部のマネージャーになった。
マネージャーなら日向をずっと見てられるし、支えることもできるから。
中学、高校とずっと陸上部のマネージャーだ。