俺の姫は幼なじみ【完】
……――
「発作起こしたみたいね…
何か激しい運動でもしたのかしら…」
保健室の先生が心配そうにベッドに眠る千幸の頬をさする。
…―俺のせいだ。
俺が昨日、あんなことしなければ…っ
………くそっ……
俺は千幸の横にぴったりとつき、動かなかった。
「早川君、綾瀬さんはちゃんとみておくから、心配しないで授業に戻りなさい?」
保健室の先生がそんな俺に言った。
「俺はここにいます」
俺は一言、そう言うと保健室の先生はくすっと笑ったかと思うと、カバンを持った。
………?
「じゃ…後はよろしくね
彼氏くん♪」
先生はそう言うと保健室からでていった。
千幸…
ごめんな…?
本当に…ごめん…な?
俺はいつの間にか寝てしまった。