この星空を君に


 「そんなことないよ。」

 苦笑いするわたしに、急に真面目になった公貴さんが答えた。

 「きっと、月のように、美しくなりますように…って、そういう意味だと思うよ。それに、月は優しいんだ。夜、道がわからないとき、月が照らしてくれる…。素敵な名前だよ。」




 ……その通りだった。両親はそのつもりで、この名前を付けた。

 ……嬉しい。ちょっと自分の名前が好きになったような気がした。

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