僕らのメロディー
……負けた

「気になって」とか
「三浦さん」って名指しすることとか

免疫のない中学生の心には素直に響いた…

嬉しかった

数日間顧問のいない部活はすごく心細かった

今まで私たちを支えてくれた大きなお腹はいなくなって

窓から見えるテニス部
顧問の先生が大きな声をあげているのが羨ましいと思っていた


疎外感なのか
孤独感なのか

不安だった


不安な気持ちから篠村先生すら嫌いになりかけてた


でも嬉しかった


この時はそれだけ


< 20 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop