あたしだけのお医者さん


「落ち着きましたか?」

そう言って、先生が心配そうにあたしを覗き込んできた。


あたしがコクりと頷くと、


「念のため、もう一度診させて下さい。」


そう言って、あたしの胸にもう一度聴診器をあてた。


しばらくして聴診器を耳から外し、首にかけると、


「大丈夫そうですね。もう服降ろしていいですよ。」



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