あたしだけのお医者さん
………よしっ!
今日の晩御飯は
ハンバーグとサラダとスープ。
我ながら上手く出来たと思う。
春人早く帰ってこないかなあ。
プルルルル
あっ、電話だ!
こんな時間に誰だろ?
珍しいな。
そう思いながらも電話にでた。
「はい、もしもし」
「春人の彼女ってあなた?」
え?
誰?
この人………。
「あの……どちら様でしょうか?」
「私は春人の彼女よ。
両想いなの。
あなた、春人の彼女のつもりかもしれないけど正直迷惑なの。
もう私たちの邪魔しないで。
わかったら、もう春人と関わるのは止めて」
そう言って、電話は切れた。
どういうこと……?
春人の彼女って…。
あたしは、
あたしは彼女じゃなかったの…………?
ポタッ
ポタタッ
やばい、涙出てきちゃった。
あたし、彼女じゃなかったんだ。
信じてたのに、、