空色すくらんぶる






叶汰だった。






こいつの顔を見た瞬間、昨日のことが、頭の中を駆け巡る。








急に身体中が熱くなってしまった。






だけど叶汰といえば……




普通だ。




しかも昨日のことは忘れたかのごとく。


助けに来てやったというような、誇らしげな顔をこちらに向けてくる。





ほんっと、やなやつだ。










< 21 / 42 >

この作品をシェア

pagetop