空色すくらんぶる
な、なんだとー!!
こいつは、何を考えてるんだ?
それともあれか。
こいつの大好きな、"からかい"ってやつか?
という思いもむなしく、話しは進んでいく。
「でも塾はお金が……。」
「それなら俺の言ってるとこはどうですか?」
だめだ。これ以上話が進むと絶対行かなくてはならなくなってしまう。
その前に……。
「ちょッ。ストーーップ!!」
なんとか間に入ったまではよかったが、
「美鈴。なぁに?今、お母さんはあなたのことで忙しいの。黙っててちょうだい。」
軽く受け流されてしまった。