空色すくらんぶる

クラスメート









さっきから周りを何度か見回してはいるのだけれど、女子がまだ一人も来ていない。
まだ時間に余裕があるからなのかも知れないけど、とにかく早く来てほしい。





そう思っていると、男の子が2人、話しかけてきた。


「1人で何考えてるの?そんな難しい顔してたら、可愛い顔が台無しだよ?」


「きゃッ!!」

考え事をしていたから、急に話しかけられてビックリした。


「その反応かわいい。俺、宇波翔っていうんだ。よろしく!!」

宇波はニコニコしながら握手を求めてくる。


とっても笑顔が可愛い。この人も学校では結構モテるんだろうなぁ。

と考えながら、とりあえず握手をした。







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