神威
三田は絶句した。
橋口が布をとったとき、それまで棒のようにしか見えなかったそれは、どこからどう見ても日本刀そのものだったからだ。
―…本物か?いや、橋口?何だ?様子変じゃねえか?
小刻みに橋口は震えている。
しかしその震えは恐れや感動と言った震えではなく、武者震いのような、明らかに何かを期待して興奮した結果の震えに見えた。
そして、橋口が柄に手をかけ、刀身を抜いた瞬間。
「え?ええっ?なに?いやああああぁーっ!!!」
突然叫びだしその場でうずくまりだした。
「おい!!おいっ!!橋口っ!!どうしたんだよ!!くそっ!」
訳の分からない状況に三田は心配もそうだが悪態をつくことでしか自らの混乱を鎮める術がなかった。
しかし、その時…。
橋口が布をとったとき、それまで棒のようにしか見えなかったそれは、どこからどう見ても日本刀そのものだったからだ。
―…本物か?いや、橋口?何だ?様子変じゃねえか?
小刻みに橋口は震えている。
しかしその震えは恐れや感動と言った震えではなく、武者震いのような、明らかに何かを期待して興奮した結果の震えに見えた。
そして、橋口が柄に手をかけ、刀身を抜いた瞬間。
「え?ええっ?なに?いやああああぁーっ!!!」
突然叫びだしその場でうずくまりだした。
「おい!!おいっ!!橋口っ!!どうしたんだよ!!くそっ!」
訳の分からない状況に三田は心配もそうだが悪態をつくことでしか自らの混乱を鎮める術がなかった。
しかし、その時…。