神威
「はあっ…はぁっ!!」
「まだだ…まだだよ、佐助!!」
ちょうどその頃、三田と遠藤は学校の屋上で火花を散らし合っていた。
同時に、先程までの階下での騒ぎ声もなくなっている。
―橋口は…大丈夫か?
「ほらぁっ!!」
三田が一瞬隙をみせたところに、遠藤の蹴りが側腹部へと入る。
「げえっ…カハッ!!」
仰け反り怯んだところを短刀が掠っていく。
かわせたのは紙一重というより単純に運の良し悪しだろう。
だが、この攻防は誰がどう見ても遠藤に分があるように見えるが、これも彼ら自身の強さ弱さではなく、本気で死合う意志の強さを明確に顕しているようだ。
「佐助ぇ…最初だけかよ。」
再び遠藤が短刀を構え三田のもとへと駆けていく。
「くっ!」
遠藤の持った短刀の切っ先が届かないかのギリギリの距離でうまくかわして、その足元へ蹴りを放つ三田。
「!!甘いっ!!」
しかし三田は蹴りを逆に蹴り返され、吹っ飛ばされた。
「まだだ…まだだよ、佐助!!」
ちょうどその頃、三田と遠藤は学校の屋上で火花を散らし合っていた。
同時に、先程までの階下での騒ぎ声もなくなっている。
―橋口は…大丈夫か?
「ほらぁっ!!」
三田が一瞬隙をみせたところに、遠藤の蹴りが側腹部へと入る。
「げえっ…カハッ!!」
仰け反り怯んだところを短刀が掠っていく。
かわせたのは紙一重というより単純に運の良し悪しだろう。
だが、この攻防は誰がどう見ても遠藤に分があるように見えるが、これも彼ら自身の強さ弱さではなく、本気で死合う意志の強さを明確に顕しているようだ。
「佐助ぇ…最初だけかよ。」
再び遠藤が短刀を構え三田のもとへと駆けていく。
「くっ!」
遠藤の持った短刀の切っ先が届かないかのギリギリの距離でうまくかわして、その足元へ蹴りを放つ三田。
「!!甘いっ!!」
しかし三田は蹴りを逆に蹴り返され、吹っ飛ばされた。