血が繋がってなくても家族だよ
「前田、校長室へ行くか!!」


「えっ・・・」


「たぶんもう、お家の方が
来られてるはずだ。」


「は、はい・・・」


私は立ち上がり、
篠塚先生の胸を離れた。


「篠塚先生、
ありがとうございました。」


「うん。」


篠塚先生に一礼をして、
保健室を出た。



< 154 / 180 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop