血が繋がってなくても家族だよ
水島は恐る恐る校長の顔を見た。
校長の視線に水島は黙り込んだ。


コンコン!!


「失礼します。
財布があったみたいです。
部室に忘れてたらしくて・・・」


「何ぃー!?」


水島はうろたえた。


「はぁーっ・・・
私たちは罪の無い生徒を
犯罪者として疑ってしまった・・・
その罪は重い・・・」


校長は一つため息を吐いて、
そう言った。


他の先生も言葉を失くして
立ち尽くしていた・・・


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