血が繋がってなくても家族だよ
ガチャ!!


「瑞穂!!」


和ちゃんが体中に
汗びっしょりで帰ってきた。


「どこ行ってたんだ!?」


「別に、どこでもいいやん。」


私は素っ気なく答えた。


「瑞穂!! 何その言い方は、
和馬はずっと探してたんだからね!!」


「待って!!」


お母さんが今にも殴りそうな
勢いで私に向かってきた。
それを必死に止める和ちゃん。



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