血が繋がってなくても家族だよ
「誠・・・」


その小さな手を私の方へ
伸ばしてくる。
その小さな手をそっと握った。


「キャハ!!キャハ!!」


誠は無邪気に
笑い声をあげはしゃいでる。



「誠・・・ううっ・・・」


私は涙が出てきた。


「誠・・・ごめんね・・・
情けないお姉ちゃんでごめんね・・・」


誠はそんな私を見ても
笑いかけてくれる。




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