血が繋がってなくても家族だよ
学校に着いたときはもう、
2時間目は始まっていた。


そーっと、後ろのドアを空け、
体制をかがめて自分の席に向かう。


「毅ぃ~、瑞穂ぉ~。」


「へっ!?」


「はいっ!!」


先生が私たちの名前を呼んだ。


私たちは、そ~っと
体を起して先生を見た。








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