あの日の約束。
「真希ーっ!」

登校中、後ろからあたしを呼ぶ声がしたから、振り向くと…


「おっはよ」

「んきゃ!」


…と思ったら、後ろから思いきり抱き着かれた。

この声は…


「弥生?!」

「当ったり~♪」


彼女は三浦弥生。

あたしの親友で、いつもテンションが高いんだ!

落ち込んでるときは、いっつも弥生に助けられてる。



「またフったんだって?しかも今回はA組の南くん。あんないい男を…もったいない!」

弥生は少し興奮気味に話してくる。


「いつものことだけど、情報速いよね」

「当たり前っ!あ、そうそう。彼氏がなかなか出来ない真希さんに良い情報が…」

「ん?」





「転校生来るんだって!しかも帰国子女のイケメン☆」
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