ティラミス捧げます スイーツコメディ祭参加作品
で、天使様の作ったティラミスを試食。


「んめぇ……」


っていうか、なによ、これ?


コンビニとかのやつしかオレ、食ったことないからあれだけど。



これ、まぢでうまい。

何て言ったらいいんだろう。


天使様が作ってるからというわけで。

天の味がするっていうか。


三途の河が見えるというか。


極上っていってしまいそうになるくらい、うまいんだ。



「つーか、ガブリエル様が作ればいいんじゃん」


ぼやいたオレに、天使様はまたしてもにっこりと柔和な笑顔を差し向けた。



「ボクもそうしたいところだけど。スパイスではキミには勝てないからねぇ」


おーい。
ティラミスにスパイスなんか入れないじゃん。


「そう? いっぱい入るよぉ。気持ちのスパイス♪」


ふふふ。


と、ものすっごい含み笑いをしてみせる天使様に。

思わず鳥肌立ちました。
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