ティラミス捧げます スイーツコメディ祭参加作品
「おまえ、私にティラミスを作れ」
はい?
今、なんとおっしゃいましたか?
なんか、ものすっごい単語が聞こえた気がする。
ティ……考えたくない。
「考えろ」
ずっしりと一言が矢のように飛んでくる。
考えろってさ、あんた!!
オレに何を作らせようとか言いました?
オレ、天林寺真理矢(テンリンジ シンヤ)。
16歳。
普通の男子高生。
成績普通。
運動神経もまぁまぁ。
ルックス、影薄いでもなく、まして輝くようなイケメンでもない。
っていうか。
最近現れた超絶美形によって、それさえ霞んでしまうくらいのかわいそうな男子になり果ててきたけど。
「スキルありません」
そう。
ここはね、はっきり、きっぱりお断りするんだ、真理矢。
だって、オレ、女子じゃねーし。
しかも、なんで男子のオレが。
わざわざ女子のイベントの日のために。
っていうか。
S天使様のために『ティ』がつく洋物デザートを作らなくちゃなんないの?
はい?
今、なんとおっしゃいましたか?
なんか、ものすっごい単語が聞こえた気がする。
ティ……考えたくない。
「考えろ」
ずっしりと一言が矢のように飛んでくる。
考えろってさ、あんた!!
オレに何を作らせようとか言いました?
オレ、天林寺真理矢(テンリンジ シンヤ)。
16歳。
普通の男子高生。
成績普通。
運動神経もまぁまぁ。
ルックス、影薄いでもなく、まして輝くようなイケメンでもない。
っていうか。
最近現れた超絶美形によって、それさえ霞んでしまうくらいのかわいそうな男子になり果ててきたけど。
「スキルありません」
そう。
ここはね、はっきり、きっぱりお断りするんだ、真理矢。
だって、オレ、女子じゃねーし。
しかも、なんで男子のオレが。
わざわざ女子のイベントの日のために。
っていうか。
S天使様のために『ティ』がつく洋物デザートを作らなくちゃなんないの?