ティラミス捧げます スイーツコメディ祭参加作品
視線を元に戻した天使様は。
やっとスプーンでそれを掬った。

一気に食べると思いきや。

臭い嗅ぐのやめてくれ。


「だから、毒は入ってないですって」


睨まれるオレ。


つーか、まぢ凹みますけど。


とりあえず、安全確認をしたあと。


天使様はやっとお召し上がりになりました。



どうだろう?
どうなんだろう?

美味いよな?

だってみんな合格って言ってたし。


自信持て、真理矢。


いや。
この人だけ、もしかしたら味覚がズレてる可能性が無きにしも非ず。


っていうか。
もしそうだったらアウトじゃん。


沈黙長いっす。


呑み込めてないの?


いや、溶けてるでしょ?


えー。

もういいからはっきりしてくれよ。
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