だって好き

……え…?

?!?!

「「高山先生!!」」

そう、ナンパを倒してくれたのはなんとあの高山先生…!

「おいナンパ野郎」

あたしは、いつもとは違う高山先生の目と声に怖くなり、少し後ずさった


「次こんな手荒な真似したらただじゃおかねぇ」

先生……



「はぁ?誰だお前」

「ぁ?」

あたしにキレてるわけじゃないのに、なぜかあたしまですごく怖くなった


「……ちっ………覚えてろよバカが!!」

そんな捨て台詞を吐き、男は去っていった


「弱っ。
バカはお前だっつーのー」

…共感です、夏実



それより!!

ホントに助かった!!!


「先生ありがとおー!!(泣)」
「先生まじ感謝
来てくれへんかったら襲われてた」

あたしは夏実とは対照的に、ぐずってしまった

すると……

「いいよ
なんか話し声が聞こえたからさ、裏路地来てみてん
さ、遅刻するから急ぎ」

そう言って、先生が親指であたしの涙を拭いてくれた






ドキ―――………








ダメだ…あたし…


もうごまかせない



やっぱり…






高山先生が………
















好きなんだ……………















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