満月の夜
熱い…







熱いよ…








胸が焼けそう…







“小賢しいガキだ。─殺れ─”




“辞めてお父様!!樹梨亜には─”

<ザシュ>




忘れもしない




“おか…ぁ‥さま…”




あの時




胸に刻みこまれた





傷を抑えて




血だらけになりながらも




必死に伸ばした手…







行かないでと何度も言って









自分の無力差を思い知った。












一生忘れられない




傷痕
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