満月の夜
「樹梨亜!そっち行った!!そっち行った!!そっち…(>Σ<)」(汗)


「うるさいわね!!(`-´#)」(怒)


まったく、上手なくせに
わざとミスしないでよ!!

カバーする方の身にも なりなさいな(-_-#)


スパーン!


鞠がわざとミスしながらも 二人のチームは見事 勝ちつくす事ができた。


「ねぇねぇ 樹梨亜!バスケで光輝たちが試合してるよ-♪見に行こうよ!」


返事も聞かず鞠は樹梨亜を引っ張った。


「光輝-!新-!頑張って-♪」


隣のコートに 入り体育館の隅で応援する鞠と樹梨亜。


「こら新!ちゃんと リバウンドしなさい バカ!」


「うるせ! 外野は黙れ!」


「新 お前が黙れ」


「ぷッ…


試合しながらも バカな会話をする3人。
思わず 笑いが噴き出してしまった。


「もう樹梨亜ったら 何笑ってるのよ!」


拗ねた顔して 怒る鞠。


「クスクス…ごめんごめん」


鞠に視線を向けると…
鞠の背後から バスケットボールが勢いよく 飛んでくるのが見えた。


「鞠!危ない!!」


「え…?」


バンッ!


樹梨亜は鞠を突き飛ばし壁に叩きつけられていた。
横には 飛んで来たバスケットボールが転がっていた。

< 9 / 13 >

この作品をシェア

pagetop