【企】真夏の夜に、君に溢れる想いを




「っていうか、何でふられること前提なのよ!」




そう言うと、




「そうこなくっちゃ!」




と、2人が笑った。




私……






次の日、私はワタルがいるであろう電車に乗った。




そこにはやっぱりワタルがいて……




「はよ、何で最近いなかったの?」




と、少し不機嫌なワタルくん。




「委員会で……」




とっさについたウソ。




「あの!今日の夜、7時に北星高の近くの公園に来て!」




そう言って私は電車を降りた。




なんだか緊張が解けた感じ……




その日はいつもより授業も部活も短く感じた。




そして私は、約束の公園に向かった。





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