Treasure!
6
手に入れた古代遺産を抱えてロサンゼルス遺跡を出る。
その途中。
「……?」
ティアが突然立ち止まり、後ろ髪引かれるように振り向いた。
…俺もつられて振り向く。
背後には、巨大都市のなれの果て。
どこまでも続く青い空の下、朽ち果て、崩れ、倒壊した巨大建造物の森が連なっている。
かつての文明の跡。
人類は、こんな終末を自ら予見していたのだろうか。
ここまで栄華を誇っていた人類が、こんな滅亡を辿ると予測していたんだろうか。
その途中。
「……?」
ティアが突然立ち止まり、後ろ髪引かれるように振り向いた。
…俺もつられて振り向く。
背後には、巨大都市のなれの果て。
どこまでも続く青い空の下、朽ち果て、崩れ、倒壊した巨大建造物の森が連なっている。
かつての文明の跡。
人類は、こんな終末を自ら予見していたのだろうか。
ここまで栄華を誇っていた人類が、こんな滅亡を辿ると予測していたんだろうか。