Treasure!
「気合入れてかからないとな」
パンパンッ!と両の頬を張る俺。
そんな俺に。
「あら、コウは歩いて横断するのね?頑張って」
ティアがニッコリと微笑み、歩き出す。
その行く手には、大きな蒸気機関を組み込まれた機械仕掛けの乗り物。
大陸横断鉄道。
北米大陸で唯一と言っていい、人間の文明を利用した乗り物だった。
あまりに危険で過酷な北米大陸横断の為に、数年前、帝都が人類がかつて利用していた大陸横断線路を利用し、古代遺産の一つである『蒸気機関車』を再生させたのだ。
徒歩ならば数週間から数ヶ月かかる大陸横断が、この鉄道を利用すれば僅か一週間で済む。
まさに人類の文明様々という奴だ。
パンパンッ!と両の頬を張る俺。
そんな俺に。
「あら、コウは歩いて横断するのね?頑張って」
ティアがニッコリと微笑み、歩き出す。
その行く手には、大きな蒸気機関を組み込まれた機械仕掛けの乗り物。
大陸横断鉄道。
北米大陸で唯一と言っていい、人間の文明を利用した乗り物だった。
あまりに危険で過酷な北米大陸横断の為に、数年前、帝都が人類がかつて利用していた大陸横断線路を利用し、古代遺産の一つである『蒸気機関車』を再生させたのだ。
徒歩ならば数週間から数ヶ月かかる大陸横断が、この鉄道を利用すれば僅か一週間で済む。
まさに人類の文明様々という奴だ。