Treasure!
部屋の外に出てみる。
「な…」
その光景に、俺は驚愕せずにいられなかった。
巨大な風船が、空を飛行している。
モスグリーンの風船…風船の下に吊るされた籠には、数人の軍人らしきエイプが乗っているのが見えた。
その風船が五つ、六つと飛行する。
向かう方角は、南米大陸のようだった。
「あれ、どうしたんですか!何事ですか?」
同じように見物していた宿の主人に、ティアが訊く。
「ああ…何でも北米大陸方面部隊が、ローチ殲滅の大々的な作戦を展開するらしいよ。あんた達が盗賊団から奪還した、何とかって薬品…あれが、ローチに対してものすごい効果を発揮する事が判明したらしくてさ…」
「ネオニコチノイド…!」
ティアが思い出したように言った。
「な…」
その光景に、俺は驚愕せずにいられなかった。
巨大な風船が、空を飛行している。
モスグリーンの風船…風船の下に吊るされた籠には、数人の軍人らしきエイプが乗っているのが見えた。
その風船が五つ、六つと飛行する。
向かう方角は、南米大陸のようだった。
「あれ、どうしたんですか!何事ですか?」
同じように見物していた宿の主人に、ティアが訊く。
「ああ…何でも北米大陸方面部隊が、ローチ殲滅の大々的な作戦を展開するらしいよ。あんた達が盗賊団から奪還した、何とかって薬品…あれが、ローチに対してものすごい効果を発揮する事が判明したらしくてさ…」
「ネオニコチノイド…!」
ティアが思い出したように言った。