Treasure!
2
「それじゃ、乾杯っ」
村の大衆食堂。
お互いの誤解が解けた事で、俺とティアは意気投合していた。
ぐい飲みの茶を一気に飲み干す。
「じゃあコウの中国拳法は、指南書を見ながら独学で身につけたのね?」
「ああ」
俺は懐から指南書を取り出す。
もうかれこれ12年も読み込んだ指南書。
これに書かれている技は全て身につけた。
「ちょっと見せてくれる?」
指南書を手に取ったティアは、まじまじと表紙や中のページに目を通した。
「なかなかの古代遺産ね。鑑定士に売れば、金貨20万にはなる品物かも」
村の大衆食堂。
お互いの誤解が解けた事で、俺とティアは意気投合していた。
ぐい飲みの茶を一気に飲み干す。
「じゃあコウの中国拳法は、指南書を見ながら独学で身につけたのね?」
「ああ」
俺は懐から指南書を取り出す。
もうかれこれ12年も読み込んだ指南書。
これに書かれている技は全て身につけた。
「ちょっと見せてくれる?」
指南書を手に取ったティアは、まじまじと表紙や中のページに目を通した。
「なかなかの古代遺産ね。鑑定士に売れば、金貨20万にはなる品物かも」