Treasure!
どのくらいの間、格闘を続けていたんだろうか。

必死でアリゲーターの首を絞め続け、気がつくと。

「…………!」

600センチもの巨体が、力無く水面に浮いていた。

だらしなく巨大な顎を半開きにして、目を剥くアリゲーター。

最早動く事はない。

窒息し、絶命していた。

…俺は恐る恐るアリゲーターの首から腕を放し、力の入らなくなった体で何とか岸へと泳ぎ着く。

激しく呼吸を乱しながら地面に這い上がり、大の字になった。

…助かった。

あの巨大爬虫類を、仕留める事ができたんだ…。

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