Treasure!
翌朝。
リハード少佐とその部下の兵士数人によって街の外れに準備された気球に搭乗する。
「疫病研究所は、中央アフリカ辺りに存在したとされている。そこまでこの気球で一気に行くが…あくまで上空のみだ。着陸してはローチの奇襲で全滅の恐れもあるからな。君達には、気球から懸垂降下でアフリカ大陸に上陸してもらう」
リハード少佐の言葉に、俺とティアは頷いた。
昨夜のうちに必要なものは全て準備を済ませてある。
今回も恐らく長丁場になるだろうが、南米大陸の時と違って食料などの現地調達が可能な為、まだマシだと言えた。
「コウ、ティア」
リハード少佐が軍帽を取る。
「君達二人には、毎回貧乏くじばかり押し付けてしまう…帝都軍の軍人として恥ずかしく思う」
「気にすんなよ、少佐」
俺とティアは笑みを浮かべた。
「むしろ上等なトレジャーハントの舞台をあつらえてくれて、感謝してるくらいさ」
リハード少佐とその部下の兵士数人によって街の外れに準備された気球に搭乗する。
「疫病研究所は、中央アフリカ辺りに存在したとされている。そこまでこの気球で一気に行くが…あくまで上空のみだ。着陸してはローチの奇襲で全滅の恐れもあるからな。君達には、気球から懸垂降下でアフリカ大陸に上陸してもらう」
リハード少佐の言葉に、俺とティアは頷いた。
昨夜のうちに必要なものは全て準備を済ませてある。
今回も恐らく長丁場になるだろうが、南米大陸の時と違って食料などの現地調達が可能な為、まだマシだと言えた。
「コウ、ティア」
リハード少佐が軍帽を取る。
「君達二人には、毎回貧乏くじばかり押し付けてしまう…帝都軍の軍人として恥ずかしく思う」
「気にすんなよ、少佐」
俺とティアは笑みを浮かべた。
「むしろ上等なトレジャーハントの舞台をあつらえてくれて、感謝してるくらいさ」