Treasure!
一緒に搭乗しているリハード少佐達軍人が、コンパスや双眼鏡、地図などを確認しながら気球を操る。
この気球という奴はまだ未完成の乗り物らしく、いまだ墜落事故や死傷者が後を絶たないという。
それでもこの世界で現在唯一の空飛ぶ乗り物という事もあって、帝都軍では頻繁に使用されていた。
リハード少佐が連れてきたこの軍人達は、気球操作のプロフェッショナル。
これまで何百回と気球による飛行を繰り返してきた熟練者達だった。
そんな彼らの一人が。
「まずいですね」
双眼鏡を覗き込みながら呟く。
「リハード少佐、前方に積乱雲が発生しています…アフリカ大陸上空は天候不順ですね」
この気球という奴はまだ未完成の乗り物らしく、いまだ墜落事故や死傷者が後を絶たないという。
それでもこの世界で現在唯一の空飛ぶ乗り物という事もあって、帝都軍では頻繁に使用されていた。
リハード少佐が連れてきたこの軍人達は、気球操作のプロフェッショナル。
これまで何百回と気球による飛行を繰り返してきた熟練者達だった。
そんな彼らの一人が。
「まずいですね」
双眼鏡を覗き込みながら呟く。
「リハード少佐、前方に積乱雲が発生しています…アフリカ大陸上空は天候不順ですね」