Treasure!
進軍中の部隊。
その先頭を進むジープに乗った指揮官に声をかける。
「私は北米大陸方面部隊所属のフランク・リハード少佐だ。この進軍はどこへ向かっている?」
「私はヨーロッパ南方面部隊所属、ライズ・ベーカー少佐です」
敬礼の後、ベーカー少佐は私に言った。
「アフリカ大陸でローチどもが一斉蜂起をしたという情報が入り、これより全軍を率いて制圧にかかる所であります。先日改良型のネオニコチノイドも届きましたので、これで早速改良型の試験をする事が出来ます」
私よりも歳若のベーカー少佐は、そう言ってニッと笑う。
…ローチどもが…一斉蜂起?
「それはどういう事だ?」
「はい…何でも…一匹のローチが群れを活発化させたという話ですが…おかしな事にそのローチ、クイーンではなさそうなんです。クイーン以外が群れの指揮をとるなんて、聞いた事もないんですが…」
その先頭を進むジープに乗った指揮官に声をかける。
「私は北米大陸方面部隊所属のフランク・リハード少佐だ。この進軍はどこへ向かっている?」
「私はヨーロッパ南方面部隊所属、ライズ・ベーカー少佐です」
敬礼の後、ベーカー少佐は私に言った。
「アフリカ大陸でローチどもが一斉蜂起をしたという情報が入り、これより全軍を率いて制圧にかかる所であります。先日改良型のネオニコチノイドも届きましたので、これで早速改良型の試験をする事が出来ます」
私よりも歳若のベーカー少佐は、そう言ってニッと笑う。
…ローチどもが…一斉蜂起?
「それはどういう事だ?」
「はい…何でも…一匹のローチが群れを活発化させたという話ですが…おかしな事にそのローチ、クイーンではなさそうなんです。クイーン以外が群れの指揮をとるなんて、聞いた事もないんですが…」