Treasure!
「!!!!」
スカーフェイスの発言に絶句する。
「お前…始めからそのつもりで…?」
「ああ。俺の望みはエイプを根絶やしにし、ローチをこの惑星の覇者とする事だけ…そのきっかけを作る事が出来るのならば、命なんぞ惜しくはない。幸いローチは繁殖力旺盛だ。幾らでも増えるからな」
「イカレてるわ…!」
俺とスカーフェイスのやり取りを聞きながら、ティアが卒倒しそうな表情を見せた。
…まずい…このままじゃまずい。
「ティア」
俺は彼女に視線を向ける事なく言った。
「すぐにここから出ろ。帝都軍に撤退するように伝えるんだ」
核ミサイルの爆発に飲まれたら、一溜まりもない。
「俺がスカーフェイスを足止めして時間を稼ぐから」
「え…でも、スカーフェイスを一人で…?」
ティアの顔は青ざめる。
彼女だって奴の強さはよく知っている。
一人で戦うには強すぎる相手なのはわかっている。
それは俺だって同じだ。
だけど!
「行け!」
俺は叫んだ!
「誰かがやらなきゃいけない事なんだ!」
スカーフェイスの発言に絶句する。
「お前…始めからそのつもりで…?」
「ああ。俺の望みはエイプを根絶やしにし、ローチをこの惑星の覇者とする事だけ…そのきっかけを作る事が出来るのならば、命なんぞ惜しくはない。幸いローチは繁殖力旺盛だ。幾らでも増えるからな」
「イカレてるわ…!」
俺とスカーフェイスのやり取りを聞きながら、ティアが卒倒しそうな表情を見せた。
…まずい…このままじゃまずい。
「ティア」
俺は彼女に視線を向ける事なく言った。
「すぐにここから出ろ。帝都軍に撤退するように伝えるんだ」
核ミサイルの爆発に飲まれたら、一溜まりもない。
「俺がスカーフェイスを足止めして時間を稼ぐから」
「え…でも、スカーフェイスを一人で…?」
ティアの顔は青ざめる。
彼女だって奴の強さはよく知っている。
一人で戦うには強すぎる相手なのはわかっている。
それは俺だって同じだ。
だけど!
「行け!」
俺は叫んだ!
「誰かがやらなきゃいけない事なんだ!」