Treasure!
何とか距離を置こうと止まらずに足を動かすものの、ガラガラヘビは俊敏だった。

絶えず威嚇音を出しながら、長い体で俺を包囲しつつ、牙を剥いて襲ってくる。

あの牙に少しでも触れれば終わりだ。

あっという間に絶命し、俺は奴の寝起きの餌にされてしまう。

何とか…何とかしないと…!

焦れば焦るほど窮地に追い詰められる。

素早い動きに翻弄され、あっさり背後を取られ。

「っ!」

ガラガラヘビの攻撃!

俺は振り向く暇もない!

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