Treasure!
それが致命的だった。

ほんの一瞬の隙。

その隙にガラガラヘビは、その長い胴体で俺の体を絡め取った!

「しまっ…!」

今更慌ててももう遅い。

胴体に巻き付かれ、俺は完全にガラガラヘビに捕らえられる!

「くっ、このっ!」

何とか自由に動く左腕で、絞めつけてくるガラガラヘビの胴体に肘打ち!

しかしガラガラヘビの体は柔軟且つしなやかな筋肉と、硬い鱗に覆われている。

俺の打撃なんてまるで通用しない!

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