cold pupil




しばらくすると、車は見慣れた町を抜け、オシャレな店の前で止まった。



「何処、ここ。」



あたしはその店を眺めながら言った。



「知りあいの店だ、行くぞ。」



輝の言葉に車から降りた。



こんな所あったんだ。



「華奈、来い。」



成を車に残して、輝の後に着いていった。



「つか、知り合いって誰?」



「高校の時の奴。」



ふーん、友達居たんだあんた。



輝はドアの前に立つと、なんのためらいもなく、ドアを開けた。




< 107 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop