cold pupil
家に着くと、いかつい男達が出迎える。
「「おけーりなさいませ!」」
何も言わずに家の中へと入っていく大我。
『お疲れさまです!』
いつもなら、ニコニコしながら入っていく、成。
でも、今日は無言で下を向きながら入っていく成に組員は焦った。
翌日
成は学校で信じられない事を言われた。
昨日、喧嘩をした先輩達だった。
でも、何故か先輩達は怪我をしていた。
確かに昨日負けたのは俺だった筈なのに、怪我をしている先輩が不思議で仕方無かった。
すると、先輩は、
「この傷、誰にやられたか知ってるか?」
「……………。」
何も言わない、成。
「お前の兄貴だよ!」
成は信じられなかった。
そして、成は一番言われたくない言葉を言われてしまった。
「お前って兄貴が居ないと何も出来ないんだな!」
成は、その言葉に狂ったように暴れた。
そいつを病院送りにし、そいつの仲間も全員病院送りにした。
成は、その場に駆け付けた豪と俊介によって倉庫へと連行された。