cold pupil





家に着くと、いかつい男達が出迎える。



「「おけーりなさいませ!」」



何も言わずに家の中へと入っていく大我。



『お疲れさまです!』



いつもなら、ニコニコしながら入っていく、成。



でも、今日は無言で下を向きながら入っていく成に組員は焦った。








翌日




成は学校で信じられない事を言われた。




昨日、喧嘩をした先輩達だった。


でも、何故か先輩達は怪我をしていた。


確かに昨日負けたのは俺だった筈なのに、怪我をしている先輩が不思議で仕方無かった。




すると、先輩は、



「この傷、誰にやられたか知ってるか?」



「……………。」



何も言わない、成。



「お前の兄貴だよ!」



成は信じられなかった。



そして、成は一番言われたくない言葉を言われてしまった。



「お前って兄貴が居ないと何も出来ないんだな!」



成は、その言葉に狂ったように暴れた。



そいつを病院送りにし、そいつの仲間も全員病院送りにした。




成は、その場に駆け付けた豪と俊介によって倉庫へと連行された。







< 39 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop