cold pupil
中に入ると、高級ソファに座りながら足を組んでいる流衣(ルイ)が居た。
「今日も喧嘩か?」
「うん。でも、ちゃんと勝ってるし。」
「当たり前だ。"黒桜"の幹部がそこら辺の雑魚に負けてどうする。」
「うん、分かってる。」
そう、あたしは"黒桜"で唯一の女メンツであり、幹部だ。
「華奈。」
流衣は、あたしの名前を呼んで自分の膝を叩いた。
あたしは流衣に近付いた。
流衣の目の前まで行くと、勢いよく腕を引っ張られた。
そのまま、流衣に抱き締められた。
「華奈……。」
流衣はあたしの頬を両手で挟み、そのままキスをしてきた。
「……んっ……あっ……はぁ……。」
声が漏れる。
「華奈……。」
流衣の手があたしの背中にある桜を触った。
「華奈。」
そのまま押し倒された。