cold pupil
「思考回路っていうか、行動?」
「例えば。」
「家に居て動かない、とか?」
あたしに、聞くな。
「まぁ、それは良いとして。」
良くない。
「華奈さん、どれが良いですか?」
「どれでも良い。」
「えぇ。」
「どれでも良いから、成が選んでよ。それで、一緒に着けよ。」
「え?」
成が目を見開きながらこったを見た。
あたしは成の方を見ずに、
「オバサンは、たまにはガキに戻んないといけないんでしょ?」
「いや、そうだけど……。」
「ガキはお揃いが好きじゃん?」
言わなくても分かれ、バカ。
まじはずい。
「そうですね!」
成は満面の笑みを見せながら言った。