cold pupil






「成…、いい加減にしなよ。」



「まだまだ、ですよぉ―!」



あれから、成は缶ビールを10本以上飲んで、それプラス焼酎を飲んで、凄く酔っていた。



なのに、



またビールをジョッキに注いで飲もうとしている。



「あんた、明日車乗るんだよ?気持ち悪くなるよ。」



「大丈夫だすよ―!」



だすよ、って。


喋れてないし。


「ああ!だから!」



成はまた新しく開けたらしいビールを飲もうとしていて、


あたしわ思わず取り上げてしまった。



「華奈さん―、返してください―。」



「もう、いい加減にしな。」



「ぶ―。」



成は拗ねた様な顔をして、そのままソファに倒れ込んだ。





< 92 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop