cold pupil
「成…、いい加減にしなよ。」
「まだまだ、ですよぉ―!」
あれから、成は缶ビールを10本以上飲んで、それプラス焼酎を飲んで、凄く酔っていた。
なのに、
またビールをジョッキに注いで飲もうとしている。
「あんた、明日車乗るんだよ?気持ち悪くなるよ。」
「大丈夫だすよ―!」
だすよ、って。
喋れてないし。
「ああ!だから!」
成はまた新しく開けたらしいビールを飲もうとしていて、
あたしわ思わず取り上げてしまった。
「華奈さん―、返してください―。」
「もう、いい加減にしな。」
「ぶ―。」
成は拗ねた様な顔をして、そのままソファに倒れ込んだ。