まだ愛を知らなくて

たまに顔を見合わせては

すぐに視線を逸らす。

二人とも

人見知りだって

心の中では分かっているから

岬達が来るのを

今か

今かと首を長くして待っていたのに


あたしと聡の携帯が同時に鳴って

携帯を開いた瞬間

二人の叫びにも似た

うめき声が

響いた。

< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

メリーゴーランド
石垣/著

総文字数/2,016

恋愛(その他)19ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop