三度目の指づめ
会釈だけ軽く交し…早々とこの地獄図の様な状況を切り抜けたぃと、もつれる足を無理矢理レジに向かわせた。
しかし、神様は意地悪だ。
こんな時に限って…つまずいてしまった。
力任せに地面を蹴ったはずがrhythmを間違え、段差一つなぃ店内にスライディングするみたくこけた。
徐々に視界が床に接近する。
“あっ、こける”
そぅ危険信号が出た頃には、漫画のヒトコマの様に…顎から突っ込んでいた。
世界が反転する。
けたたましい音とともにあたしは床に這っていた。
情けないゃら、恥ずかしいゃら、痛いゃらで、声を上げていっその事泣いてしまいたい。
よりに寄って…店内で、しかも、絶対に見られたくなぃ相手の目の前で…見事にこけた。
起き上がる事が出来なかった。