三度目の指づめ
何処までも果てしなく、己が嫌いになった。
被害妄想と思い込みが激しいあたしは間違いと気付いても訂正する勇気さぇ無かった。
「あっ、ありがとうございます…えっと…その…」
仰いだ顔面をスグ地面に戻す。
これ以上見ていられない。
生き地獄だ。
中々…謝れない。
どんな謝罪を述べても…軽々しく思えてしまう。あたしの思い込みで勝手に逃げ、やっと呼び止めたと思えば、まるで死神でも見た様に…恐れおののいている…
犯罪者みたく、見つめてしまった失礼極まりなぃ、あたしの行動を思い返せば…何を言っても許して貰えない気がした。
泡立った蟹の様に…言葉にならない。
文書の構成さぇ出来ない。