アイコトバ



もうなにも考えたくない。


本当に一人になっちゃった。


ママ…パパ…


―コンコンッ


「…(こんな時間に)誰?」


もう時計は夜中の三時をすぎていた。


「僕っナユだよ?入ってもいい?」


「どうぞ」


―ガチャ


ナユは枕を抱いてベッドの前まで来た。


「あ…のね、僕怖い夢見ちゃったんだ。結愛ちゃんの隣で寝てもいい?」


「…フフッ」


ナユは見た目15歳くらい少年だ。背も低く165くらいだ。そのナユの発言があまりにぴったりだったので笑ってしまった。


「えっと…、だめ?」


そんな可愛い顔してダメなんてだれもいわないんじゃないの?(微笑)


「おいで?」


「やったー♪ありがとっ」


「おやすみ…」


結愛はナユの温もりを感じながら夢の中に落ちていった。


僕が怖い夢ぐらいで甘えるわけないじゃん。結愛ちゃんが心配だったんだよ?



「…おやすみ、結愛ちゃん」


――いい夢みてね?




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