一年契約の家来
契約書には晃のサインが書いてあった。つまり、この話をうけるということだ。



「よし、ならいいか。」


時計を見ると朝の5時半。私は晃の布団の端を持った。


「晃起きろ」


叫んだのと同時に布団をはぐ。
晃は起きたが混乱している。この程度で驚くとは情けない…


「私の家では、起床は5時半までだ。遅れたときにはそれなりの事があるから気を付けろ」


私がそういうと、晃は


「はい」

と返事した。
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